トランプ氏と議会に米国債市場が警告-赤字拡大懸念し利回り上昇続く
記事を要約すると以下のとおり。
トランプ米大統領が最重要政策課題の一つとして推進する大型減税案に対し、米国債市場の投資家が拒否反応を示しつつある。関連記事:トランプ氏、税制法案巡り共和党強硬派と会談-反対意見解消されず 投資家にとって米資産の魅力が世界的に低下しつつある状況で、減税案が成立すれば既に大きく膨らんでいる米財政赤字が今後数年間にわたって一段と悪化するとの懸念がある。21日の20年債入札が低調な結果となり、投資家の幻滅が一層深まっていることが浮き彫りとなった。こうした議員の一部は、ホワイトハウスで行われた会談に先立ち、SNSへの投稿で債券の急落とそれが発するメッセージを強調した。Growingdeficitsgrowsdefaultrisk.https://t.co/AtgZ7NcmhH—WarrenDavidson🇺Ǹ(@WarrenDavidson)May21,2025 全体として、債券投資家は長期債購入のためにこれまでより多くの見返りを求めている。「債券市場だけでなく、その懸念がリスク志向全体に影響を及ぼし、株式やクレジット市場も注目している」と語った。 ガルダ・キャピタル・パートナーズのティム・マグヌスン最高投資責任者(CIO)は「市場はいずれにせよこの問題に規律をもたらすだろう」と話す。米国は過去にもこれよりはるかに高い金利を支払っていた時期があるものの、現在の連邦債務残高と財政赤字は桁違いに膨らんでおり、それが決定的な違いとなっている。この状況はまた、米国の債務は持続不可能な軌道にあると、ベッセント財務長官が今月の議会証言で示した最悪のシナリオを裏付けてもいる。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース トランプ氏と議会に米国債市場が警告-赤字拡大懸念し利回り上昇続く