トランプ流ディールの極意不発-ロシア・中国・イラン指導者なびかず
記事を要約すると以下のとおり。
トランプ米大統領はかねて、世界の強権的指導者とディール(取引)をまとめる自身の手腕を豪語してきた。ウクライナでの戦争終結や中国の習近平国家主席との貿易合意、イランとの核合意に向けた取り組みはどれも成果を上げていない。 トランプ氏は、エルサルバドルやパナマなどの国には、圧力をかけたり歓心を買ったりすることで影響力を確保している。 ワシントンの保守系シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)上級研究員のコリ・シェイク氏は対ロシア制裁強化の可能性を事実上排除しており、4日のSNS投稿では、週末にウクライナによるロシアの空軍基地へのドローン攻撃があったことを受け、プーチン氏が報復する権利を持つという主張を認めるかのような姿勢も見せた。 そしてトランプ氏は、貿易関係強化の機会があるとみて欧州に関心をシフトさせている。 貿易戦争が中国に壊滅的な結果をもたらすというトランプ氏について、必ずしも権威主義的で強権的な指導者を好んでいるわけではないと分析する。 ただ、トランプ氏はこうした指導者たちとの方が「うまく意思疎通ができ、敬意を抱いている。」それでも一部の指導者たちは、トランプ氏は自身が譲歩しているとの見方にいら立ちを示している。 ウクライナのゼレンスキー大統領は「世界がプーチン氏の脅しに弱腰な反応を示せば、それは彼にとって自らの行動に目をつぶってくれる意思表示と映る」とSNSに投稿。
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