トランプ米大統領の「大きくて美しい法案」が成立、式典で署名

トランプ米大統領はホワイトハウスで4日開いた式典で、自身の看板政策である大型減税・歳出法案に署名し、同法は成立した。
　トランプ氏とメラニア夫人Photographer:KentNishimura/Bloomberg　　しかし、この立法上の成功はトランプ氏と共和党にとって大きな政治的リスクも伴っており、その影響は今後何年にもわたって尾を引く可能性がある。
関連記事：トランプ氏の「大きくて美しい法案」､その内容と課題とは－QuickTake　　今回の財政パッケージには、低所得層や失業者向けの医療・栄養支援といったセーフティーネット事業の大幅な削減と新たな行政手続きが盛り込まれている。
　上院共和党の一部議員からは法案可決を前に、今後の選挙で不利になるとの声も上がっていた。
企業は従来、再生可能エネルギーや電気自動車（ＥＶ）に対する優遇措置が拡大され、州・地方税（ＳＡＬＴ）控除の上限が現行の1万ドルに引き上げは、ニューヨーク州やニュージャージー州、カリフォルニア州など高税率州選出の共和党下院議員らが強く求めていた。