ドル・円のオプション取引が減少し、1カ月ぶりの低水準となっている。30日に予定される日本銀行の金融政策決定を控え、投資家は今後の方向性を見極めようとしている。
米国証券振替保管機構(DTCC)のデータによると、27日の取引量は今月で最も少なく、28日もほぼ同水準にとどまった。流動性の高い通貨ペアであるドル・円に対する取引意欲が限られていることを示している。
ドル・円相場は29日に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定の影響も受ける見通しだ。
ノムラ・インターナショナルのG10スポット通貨取引責任者アントニー・フォスター氏(ロンドン在勤)は「ドル・円は153円30銭を上抜けられずにいる。モメンタムを得るにはその水準を突破する必要がある」と述べた。直近の高値は153円27銭で抑えられており、東京時間29日午後3時30分時点は152円28銭付近で推移している。
今月の自民党総裁選で高市早苗氏が勝利して以来、円は対ドルで一定のレンジ内での取引が続いている。高市氏の勝利により、財政政策の一段の緩和や日本銀行による利上げペースの鈍化が意識され、円は下落したが、一方で米中貿易摩擦を背景に安全資産としての円買いも入ったため、下げは限定的だった。
高市政権下での初回となる日銀金融政策決定会合では、総じて据え置きが予想されている。市場は次の一手を探る手がかりを得ようと、決定内容を注視する構えだ。
バンク・オブ・アメリカのアジア太平洋地域G10外為取引責任者イワン・スタメノビッチ氏は、ドル・円の「センチメントは、積極的というより慎重に傾いている」と述べた。
原題:
Yen Options Volume Hit Month-Low as Investors Await BOJ Signals(抜粋)
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