ドル買いに戻れぬ投資家、米株高でも慎重姿勢-貿易政策に根強い不安
記事を要約すると以下のとおり。
今週は米国株が大幅な上昇を見せ、投資家のリセッション(景気後退)懸念も
後退した。米中貿易摩擦がひとまず緩和して他の市場が持ち直す中でも、投資家はドル回帰に慎重な姿勢を崩していない。米当局者は否定するものの、米製造業の競争力強化を重視するトランプ政権が、ドル安を模索していない、各国との関税交渉で-関係者(2)ゴールドマンのトリベディ氏がドルの見通しについて語るSource:Bloomberg ゴールドマン・サックス・グループのグローバル外為・金利・新興市場戦略責任者、バレンティン・マリノフ氏は「米国例外主義は徐々に後退しつつあり、この流れにはなお継続余地がある」とブルームバーグTVとのインタビューで述べた。投資家はドルに対して「愛憎入り混じった」関係にあると分析する。関連記事:急拡大するドル安ヘッジ、米国株投資見舞う「ダブルパンチ」回避へ 一方、株式市場は今週、トランプ大統領の中東歴訪を通じたハイテク分野での取引拡大への期待や、インフレ指標の落ち着きを好感して堅調に推移。 ウェルズ・ファーゴのマクロストラテジスト、エリック・ネルソン氏は、米経済の構造的な減速を示すより明確な兆候が現れれば、ドル売りの妥当性は依然として保たれているとみる。ミーラ・チャンダン氏ら同行のチームはリポートで、米国が関税政策で軟化姿勢を見せていることが他地域の通貨に対してドルを売る動きを強めている。 「アジアは現在、グローバルなレパトリエーションの流れの最前線にあると同氏は指摘。」
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