ムーディーズの米格下げ、香港年金基金に米国債強制売りのリスク

香港の年金基金運用者はムーディーズ・レーティングスが米国の格付けを引き下げたことを受け、保有する米国債の強制売却に追い込まれる可能性を指摘している。
 　　香港投資ファンド協会（ＨＫＩＦＡ）は香港強制積立基金制度管理局（ＭＰＦＡ）と財経事務・庫務局（ＦＳＴＢ）に、運用会社の懸念を伝えたと、関係者らは非公開情報であることを理由に匿名で述べた。
ＭＰＦＡによると、米国債が依然として格付け会社1社から最高格付けを受けているため、特別待遇の対象となることを確認した。
ＨＫＩＦＡはコメント要請に応じなかった。