ラトニック米商務長官は26日、米国と中国が先月スイスのジュネーブで合意に達した関税などに関する貿易枠組みの合意について、最終的な理解の取りまとめに至ったと話した。
また、ホワイトハウスには計10に上る主要貿易相手国・地域との合意に達する差し迫った計画があることも明らかにした。
ラトニック氏は、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「その合意は2日前に署名され、正式に成立した」と述べた。合意は米中協議で示された条件を正式に文書化したものだという。
ラトニック米商務長官
Source: Bloomberg ラトニック氏が明らかにしたところでは、中国が米国にレアアース(希土類)を供給すれば、米国は「対抗措置を撤廃」する。2日前に署名された中国との合意には、同国が米国にレアアースを供給することに関する文言が含まれているという。
米国の対抗措置には、中国でのプラスチック製造に使われるエタンのほか、半導体設計ソフトウエア、ジェットエンジン部品などの輸出規制が含まれる。中国から実際にレアアース磁石が供給され始めるまでは、こうした制限措置は解除されないとラトニック氏は説明した。
一方、ラトニック氏はトランプ氏が4月に一時停止していた高関税の再導入期限の7月9日に向けて、今後2週間以内に複数の貿易枠組みの協定を最終的に取りまとめる用意があると述べた。「まず最重要の10件の協定をまとめ、それを適切なカテゴリーに分類する。その他の国々はそれに続く形になる」と語った。
第1弾の協定にどの国々が含まれるか、ラトニック氏は明言しなかったが、トランプ大統領は同日、米国がインドとの合意に近づいていることを示唆していた。
トランプ氏はまた、期限までに合意に至らなかった場合、各国・地域に貿易条件を指示する「書簡」を最終的に送付すると述べている。ラトニック氏は、各国・地域が7月9日に「適切な」カテゴリーに分類されるともコメントした。トランプ氏はさらなる協議のために期限を延長する可能性もある。
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トランプ氏はラトニック氏の発言に先立ち、中国との間で合意に署名したと言明。ただ、その2国間合意の正確な性質については詳細を示していなかった。トランプ氏はホワイトハウスのイベントで、現在進行中の貿易交渉に関して話している際にこうした発言を行った。
トランプ氏と中国の習近平国家主席は5日の電話会談で、両国がさらに貿易協議を実施することで合意した。争点である中国のレアアース輸出規制を巡っては整理がついたとの見解をトランプ氏は示した。
米中はその後、ロンドンで2回目の交渉を実施。以前の合意で双方が高関税率を引き下げることに合意したにもかかわらず、互いにその合意に違反したと非難し合ったことを受けたもので、貿易摩擦の緩和に向けた暫定的な計画で合意に達したとしていた。
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ホワイトハウスの当局者は、米中がジュネーブ合意を実施するための条件に合意したと明らかにした。ワシントンの在米中国大使館にコメントを要請したものの、これまでに返答はない。
ブルームバーグTVのインタビューに答えたラトニック商務長官
Source: Bloomberg原題:
US-China Truce Signed, 10 Trade Deals Imminent, Lutnick Says、
US, China Have Finalized Tariff Understanding, Lutnick Says、US to Lift China Trade Limits Once Rare Earths Sent: Lutnick(抜粋)
(ラトニック氏の発言を追加して更新します)





