中国、ステーブルコイン巡る発信に待った－過度な注目を警戒

中国当局は国内の証券会社やシンクタンクに対し、ステーブルコインに関する調査報告の発表やセミナーの開催を中止するよう促している。
　法定通貨などを裏付けに発行される仮想通貨であるステーブルコインが、中国本土において新たな詐欺手段として悪用される可能性があることも、当局が懸念する理由の一つだ。
禁止措置にもかかわらず、店頭取引は活発で、2024年1ー9月には750億ドル（約11兆円）相当が売買されたとブロックチェーン分析会社チェイナリシスは推計している。
　中国証券監督管理委員会（証監会）と中国人民銀行（中央銀行）は、「特定の資産クラスに投資家が殺到することも警戒していると述べた。」