世界2位の経済大国、中国の指導部が、経済成長の減速を受け入れる姿勢を強めている。習近平国家主席が広東省の成長が比較的低調であっても容認できるとの認識を示した。
中国は今年、実質GDP(国内総生産)成長率で約5%の政府目標を達成する見込みだが、物価下落の影響で名目成長率はこれを下回っている。
習氏に対し中国の省として最大の経済規模を誇る広東省の当局者が、同省の1-9月成長率が4.1%にとどまり、全国平均の5.2%を下回った一方で前年同期よりは改善したと報告した際、習氏はこれを問題視しなかったという。
国営の新華社通信によると、習氏は「広東省の経済規模は全国で依然として圧倒的な首位だ。この規模で現在の成長率を維持していること自体が引き続き大きな伸びを示している」と述べた。
中国はデフレ圧力の長期化に直面。習氏のコメントは、内需と消費の拡大に重点を移し、成長率4%前後のペースを容認する最近の兆候をさらに裏付けている。習氏は先週、海南省と広東省を訪問した際にこうした発言を行った。
李強首相は先週、GDPが5年後に170兆元(約3680兆円)を
超えるとの見通しを明らかにした。これは、物価変動を考慮しないベースで2030年まで年平均約4%の成長率を意味する。
また、中国共産党が発行した公式文書では、1人当たりのGDPを20-35年までの15年間で倍増させる目標を達成するには、今後10年にわたり年平均4.17%の成長を維持する必要があると説明している。
原題:
China’s Xi Tolerates Relatively Slow Growth in Richest Province (抜粋)
— 取材協力 John Liu, Jing Li and Yujing Liu
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