円は季節的に強い月に突入、今年は弱いドルが「7月円高」を後押し
記事を要約すると以下のとおり。
7月の円相場は過去5年連続で上昇しており、今年も季節性に後押しされる形で堅調な滑り出しとなっている。 アナリストらは過去の7月の夏季休暇を前にしたポジション調整、配当支払いなどに向けた輸出企業による海外収益の円転などを挙げている。今月も例外ではないだろうと話す。 先週は、日銀で最もタカ派とされる田村直樹審議委員が経済の不確実性が残る中でもインフレリスクが高まれば利上げが実施される確率は約40%で、年内の利上げの可能性は50%強と見込まれている。今月は日米の通商協議の進展や日銀がタカ派的姿勢を示すことで、円高要因が重なるとみている。 関西みらい銀行の石田武ストラテジストは、今月の円の上昇率は昨年7月に記録した7%超より小幅にとどまると予想する。ドル指数は年初来で10.8%下落し、上半期としてはニクソン大統領当時の1973年以来、最悪のパフォーマンスとなっている。これはドルの支えにはならないと述べた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 円は季節的に強い月に突入、今年は弱いドルが「7月円高」を後押し