6月の米雇用統計が市場予想を上回る内容となったことで、米金融市場では国債が急落。円は対ドルで下げを拡大した。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退しており、市場では7月の利下げ予想がほぼ消えた。
関連記事:
米雇用者数14万7000人増、市場予想上回る伸び-失業率4.1%に低下
国債利回りは短期ゾーンを中心に上昇。2年債と5年債の利回りはともに一時約10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。10年債利回りも6bp上昇し4.34%をつけた。
円は対ドルで一時1.1%安の145円23銭まで売られた。データ発表前は143円台後半で推移していた。
米金利スワップ市場では、7月の利下げ確率がほぼゼロとなった。発表前は約25%の確率が織り込まれていた。一方、9月の利下げ確率も約75%に低下した。
アメリベット・セキュリティーズの米金利トレーディング・戦略責任者、グレゴリー・ファラネロ氏は7月の利下げの可能性はなくなったとし、「FRBは夏休みを取るだろう」と指摘。「FRBが動くかどうかは雇用次第」だが、今回の統計でパウエル議長は利下げに向けて様子見の姿勢を取るだろうと述べた。
原題:
Bond Traders Scrap Bets on July Rate Cut After Strong Jobs Data(抜粋)




