楽天銀社長、利上げ前の国債購入慎重-「金利上昇でも問題ない運営を」
記事を要約すると以下のとおり。
楽天銀行の東林知隆社長は、金利が上昇傾向にある日本国債について、今後日本銀行が追加利上げするまでは積極的に積み増すつもりはないと明らかにした。急速な規模拡大に伴い、資金運用や貸し出しの方針に注目が集まっている。2025年1-3月期から2四半期連続で運用目的では新たに国債を買わなかった。 同業のネット銀行の競争が激しい住宅ローン商品は「われわれだとメークセンスしない」と語った。 前社長の永井啓之氏は2月、住宅ローンについて「低金利で住宅ローンを貸すと、金利が上がっていく中でデフォルトが増える」とし、高所得者を対象に貸出先を絞っていると説明していた。カードローンや投資用マンションローンなど同分野の残高は6月末に2兆9000億円と1年前から23%増えた。 楽天グループは日本最大級のオンラインショッピングモール、楽天市場を中心とする楽天IDに強みを持つ。 東林氏は、法令や各種規制が許す範囲で、日々大量にたまる購買データを将来的に融資の際の与信判断に活用していきたいと述べた。
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