7月のシステム障害で世界の企業や政府機関の業務に多大な影響及ぼした米サイバーセキュリティー会社
クラウドストライク・ホールディングスは、アナリスト予想を下回る通期売上高見通しを示した。ただ5-7月(第2四半期)売上高はアナリスト予想を上回り、システム障害発生直後は業績への影響はなかったことが示唆された。
同社が示した2025年1月通期の売上高見通しは38億9000万-39億ドル(約5620億-5630億円)と、アナリスト予想の平均(39億6000万ドル)を若干下回った。5-7月期の売上高は9億6390万ドル。アナリスト予想は9億5818万ドルだった。
米株式市場の時間外取引でクラウドストライクは上昇後に反落し、約4%安で推移している。
今回の決算発表はシステム障害発生後では初めて。7月19日のソフトウエア更新で起きたシステム障害でマイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を搭載した顧客の端末のシステムがクラッシュし、航空や銀行、医療など幅広い業界に混乱をもたらした。
クラウドストライクのジョージ・カーツ最高経営責任者(CEO)は28日の投資家向け電話会議の冒頭でシステム障害について陳謝し、復旧に協力した人に感謝の意を表した。
バート・ポドベレ最高財務責任者(CFO)は発表資料で、「当社の市場機会は変わっておらず、顧客と技術革新への継続的なコミットメントがファルコン・プラットフォームの採用をさらに促進し、急速に進化するサイバー攻撃の脅威から顧客を守るとともに当社の長期目標を達成できるとわれわれは確信している」と述べた。
同社の株価はシステム障害発生後に一時36%下落したが、その後は回復し下げ幅の一部を削った。
クラウドストライクはシステム障害の前まで順調に成長し、サイバーセキュリティーツールの主要販売会社となっていた。
原題:
CrowdStrike Reports Second-Quarter Sales That Beat Estimates (2)(抜粋)





