沈黙のロシア、トランプ氏が短縮したウクライナ停戦合意期限に無反応

　ロシア政府に近いモスクワの政治コンサルタント、セルゲイ・マルコフ氏はテレグラムで「ロシアは非常に外交的な対応を見せるだろう」としたうえで、「ただし、トランプ氏が「最後通告ゲームを演じている」と述べ、これは「ロシアと米国の戦争への一歩だ」と警告した。
　ロシア国営タス通信によれば、ロシア産原油の供給に重大な混乱が生じた場合には、他の産油国からの供給拡大や、既存の原油輸送ルートの見直しが迫られるとみられる。
　それでも、ロシアのメディアは、トランプ氏が対ロ制裁措置の決定を繰り返し先送りしてきたことから、今回も実行について懐疑的なロシア側の見方を示している。