ルビオ米国務長官は10日、サウジアラビアで11日に予定する米・ウクライナ当局者の会合について、ロシアとの停戦に向けどのような譲歩が可能か明確にするためのものだと述べ、事態が大きく進展する可能性に否定的見解を示唆した。
ウクライナが外交的解決への明確なコミットメントを示すことを米国は望んでおり、トランプ大統領が前提条件としている天然資源の取引は11日の会合の主要議題とはならないだろうとルビオ氏は語った。さらなる交渉が必要な資源取引について米国は「具体的な合意」を望んでいるという。
ルビオ氏はサウジのジッダに向かう途上で記者団に対し、「私たちは部屋にこもって地図に線を引くつもりはない。彼らにどのような譲歩が可能で、引き換えに何が必要か大まかに把握しようとしているだけだ。その点でロシア側の立場がどうかも見極める。実際どの程度隔たりがあるのか、かなり確実に評価できるだろう」と説明した。
ホワイトハウスでの米ウクライナ首脳会談に同席するルビオ国務長官(中央、2月28日)
Photographer: Jim Lo Scalzo/EPA/Bloomberg ウクライナ側に発言してほしいとあらかじめ決めている文言はなく、米国は「話すより聞くことに重点を置く」とルビオ氏は述べた。
米国のウクライナ支援停止についてルビオ氏は、同国がいかなる和平プロセスにもコミットせず、交渉にも関心がないと受け止めたためであり、それを解決したいと発言した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は10日夜にリヤドでサウジのムハンマド皇太子と会談する予定。ただ、ルビオ氏を含む米政府高官との会談は顧問らに委ねる意向だ。
ルビオ氏は、トランプ大統領とロシアのプーチン大統領との会談は現時点で予定されていないが、成果が見込めるなら誰とでも会う意思をトランプ氏は示してきたと指摘。欧州諸国がロシアに制裁を科している現状を考えれば、最終的解決には欧州の関与が不可欠だとした。
原題:
Ukraine Meeting Aims to Clarify Possible Concessions, Rubio Says(抜粋)






