昨年12月に高騰していた米テクノロジー株をショート(売り持ち)した投資家が、今こそ市場に戻り始める時だと話している。
元RBCのトレーダーで、ニュースレター「マクロツーリスト」を手がけるケビン・ミュア氏は、全ての弱気ポジションを解消し、今は銅鉱山関連から海運まで、特に米国外で売上高の大きい企業を重視し、株買いに動いている。
ミュア氏は米国以外に重点を置くこの戦略を「レスト・オブ・ザ・ワールド・トレード(rest-of-the-world trade)」と命名。中国やドイツ、カナダといった国がトランプ政権の関税から自国経済を守るため財政刺激策を講じざるを得ないとの見通しにも基づく。
実際、ドイツの防衛費拡大方針や中国の人工知能(AI)分野での躍進を背景に、今年に入り欧州株や中国株のパフォーマンスは米国株を上回っている。
同氏はインタビューで、「米国株には弱気で米経済にも弱気だが、世界のその他の国は財政拡張に動くとみている」とし、少しずつ買い始めていると説明。また「皆がパニックになり世界経済がリセッション(景気後退)に入ろうしていると想定しているときこそ、逆方向へ向かうタイミングだと考え始めている」とも語った。
ミュア氏は7日、ニュースレターの読者に「中国が早ければ8日にも刺激策を公表する可能性がある」と指摘した。
「これまでの枠組みは『米国がくしゃみをすればその他の世界が風邪をひく』というものだったが、私はこれを少し弱めたい」と同氏は述べている。
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原題:
Contrarian Who Saw US Crash Coming Touts Rest-of-World Trade(抜粋)





