S&P・コタリティ/ケース・シラーがまとめた8月の米住宅価格指数は、7カ月連続で伸びが減速し、約2年ぶりの小幅な伸びとなった。在庫が増加し、買い手が交渉で優位になったことが背景にある。
キーポイント
全米ベースの住宅価格指数は前年同月比1.5%上昇
2023年半ば以来の低い伸び
前月は1.6%上昇(速報値は1.7%上昇)
米20都市住宅価格指数は前年同月比1.6%上昇
市場予想は1.3%上昇
前月は1.8%上昇(速報値も1.8%上昇)
価格高騰と高い住宅ローン金利で長らく住宅に手が届かなかった買い手にとって、住宅価格の上昇ペース鈍化は朗報だ。今回の指数は8月までの3カ月間を対象としており、同期間には住宅ローン金利が7%近辺から低下し始め、販売物件の在庫は増加していた。
20都市では、ニューヨークが前年同月比6.1%上昇と伸び率トップ。次いでシカゴとクリーブランドがそれぞれ5.9%と4.7%伸びた。
一方、フロリダ州タンパでは3.3%低下し、20都市で下げが最も顕著だった。マイアミでも1.7%低下した。
S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズで債券とコモディティー担当の責任者を務めるニコラス・ゴデック氏は「住宅市場は新型コロナ禍期のブームを経て、新たな均衡点を見いだしつつあるようだ」と発表文で指摘。「価格上昇率はインフレ率の半分程度にとどまり、複数の主要市場では下落しており、ここ数年の急速な値上がり局面は明らかに終了した」と続けた。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:
US Home Prices Post Weakest Gain in More Than Two Years (2)(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)







