米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、当局はインフレ率を押し下げる政策スタンスを継続すべきだと述べ、当面は金利据え置きを支持する考えを示唆した。
ハーカー総裁は27日にデラウェア大学で行われたイベントでの講演原稿で、「政策金利は、長期的にインフレ率に下方圧力をかけ続けるのに十分なほど景気抑制的な状態が続いており、われわれはそれを必要としているが、それによって経済の残りの部分に悪影響を及ぼしていない」と述べた。
フィラデルフィア連銀のハーカー総裁の講演
Source: Bloomberg 2024年の終盤に3会合連続の利下げを実施した後、米金融当局者は追加利下げのタイミングについて総じて慎重な見通しにシフト。インフレ率が当局目標の2%を上回る水準で推移していると指摘している。
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ハーカー氏は、当局が「金融政策を継続させる」べきだと考える理由として、労働市場が堅調なペースで落ち着き、経済成長は依然としてプラスを維持している点に言及。
「インフレ率を目標値に戻すという課題はなお続いているものの、マクロ的な観点から私が現在見ているデータでは、楽観的な経済見通しを立てることができる」と述べた。
その上で、クレジットカードの借り入れデータに反映されているように、多くの消費者が金銭的な負担を感じている兆候があると指摘。「これは必ずしも赤信号ではないが、黄信号だ」との認識を示した。
トランプ米大統領の経済政策に関してハーカー氏は、米国や世界の政策の変化がインフレ動向に不確実性を加えていると指摘。米国での鳥インフルエンザ流行で卵の価格が上昇していることにも言及し、「だからわれわれはデータを注視し、必要であれば対応するのだ」と述べた。
原題:
Fed’s Harker Says Rates Restrictive Enough to Lower Inflation(抜粋)





