米CPI、「7月利下げの選択肢は消えたようだ」-市場関係者の見方
記事を要約すると以下のとおり。
4月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回る伸びにとどまった。◎キー・プライベート・バンクのラジーブ・シャーマ氏今回のインフレ統計発表後も、利下げ再開が早くて9月という見方は維持される。これは物価に著しい上昇圧力がかかる前に対処する余地がなお残されていることを示しており、早期の貿易合意を実現する必要性を高めている。ただ、2025年を通じて企業がコスト増にどう対応していくかを正確に反映しているとは言い難い。不確実性が残っており、スタグフレーションのリスクが続いていることから米連邦公開市場委員会(FOMC)としては判断が難しい状況だ。不透明感が晴れない場合、FOMCは6月に政策調整に踏み切れない可能性がある◎モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのエレン・ゼントナー氏CPIが市場予想を下回る伸びだったというのは、関税が経済に影響を与えていないという意味ではなく、まだデータに表れていないというだけのことだ。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米CPI、「7月利下げの選択肢は消えたようだ」-市場関係者の見方