米CPI、9月は予想下回る伸び－FRB追加利下げへの論拠強まる

9月の米消費者物価指数（CPI）は市場予想を下回る伸びにとどまった。
FRBは来週の会合で利下げを実施すると広く予想されているが、12月のさらなる利下げ判断を後押しする可能性がある。
社会保障庁がこのデータを使って翌年の受給者向け生活費調整（COLA）を決定できるようにするためだ。
円は対ドルで一時上昇に転じたが、その後は再び値下がり。
関連記事：【米CPI】朗報届く、利下げ継続の可能性強まった－市場関係者の見方　　食品とエネルギーを除く財の価格は伸びが減速。
衣料品の価格は0.2%上昇。
住居費の伸びも減速。
OERはCPI全体の約4分の1を占める。
ガソリン代も上昇加速。
　こうした傾向は、9月の一部民間指標にも表れていた。
　パンテオン・マクロエコノミクスの米国担当シニアエコノミスト、オリバー・アレン氏は「企業はこれまで、関税によるコスト上昇分を利益率で吸収し、消費者への価格転嫁を抑えてきた。」
データ収集が政府閉鎖前に完了していたためだ。
　予算の未承認により実地での調査ができず、「極めて重要なデータが得られないとホワイトハウスはX（旧ツイッター）に投稿。」