英国の住宅価格は5月、予想外に上昇した。住宅購入者向けの税制優遇措置の終了後も、住宅需要が依然として堅調であることを示唆している。
英金融機関ネーションワイド・ビルディング・ソサエティーの1日の発表によると、英国の住宅の平均価格は5月、前月より0.5%増の27万3427ポンド(約5300万円)だった。今年に入ってから最大の上昇幅で、4月は0.6%減だった。市場は横ばいを予想していた。
この数字は、取引税の増税にもかかわらず、金利の低下と堅調な賃金上昇に後押しされ、住宅購入希望者が市場に戻ってきていることを示唆している。英国の住宅価格は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後、2022年8月に過去最高の27万3751ポンドを記録した。
ネーションワイド・ビルディング・ソサエティーのチーフエコノミスト、ロバート・ガードナー氏は、「世界経済に広範な不確実性があるにもかかわらず、英国の住宅購入者にとって、基礎的な条件は引き続き良好だ」と指摘した。背景として、「失業率は低水準で、所得は堅調なペースで増加しており、家計のバランスも堅調だ。また、今後数四半期にさらに利下げがあれば、借入コストは若干低下するだろう」と付け加えている。
原題:
UK House Prices Post Surprise Gain in May, Nationwide Says (2)(抜粋)






