金融庁長官、金利上昇で地銀の「優勝劣敗」鮮明に-再編など改革促す
記事を要約すると以下のとおり。
金融庁の伊藤豊長官は、金利上昇を受けて地方銀行間の競争が激化し、「優勝劣敗」が鮮明になるとの見通しを示した。競争が激しくなると語った。再編も含めた対応策を迫られている。今からやらないと全く間に合わないと経営陣に早期の改革を促した。「規模が小さくてもやり方によっては対応できる」と述べ、再編や提携が活発だ。静岡銀行と長野県を地盤とする八十二銀行、山梨中央銀行は3月、包括業務提携を結んだ。伊藤氏は「スムーズにいろいろな経営判断をできるよう、われわれとしてできることを全部やる」と話した。 ただし金利の上昇は、地銀が保有する日本国債の含み損拡大につながりかねない。国債の格付けが下がる可能性を問われ、伊藤氏は「政府全体として格付けが高くなるようにする必要がある」とした。
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