欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのミュラー・エストニア中銀総裁は、インフレ率が目標に近い水準にあり、景気も底堅さを示していることから、来週の政策決定会合で金利を据え置く余地があるとの認識を示した。
ブルームバーグ・アドリアとのインタビューで、9月11日の次回政策決定会合は金利据え置きになるとの観測について問われ、そうした見方は「合理的だ」と語った。経済活動は徐々に上向く公算が大きいとした。
ECB政策委員会メンバーのミュラー・エストニア中銀総裁
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg 「時間を取って、今後数カ月に入ってくる経済データを見極め、必要なら異なる判断を下すのが現時点では妥当だ」と述べた。
ECBは8回にわたって利下げした後、7月に金利を据え置いた。ミュラー氏の発言は政策委の中で追加緩和の機運が低下しつつあることを浮き彫りにした。ECBのシュナーベル理事もロイター通信に対し、インフレリスクは上方向に傾いているとして、追加利下げを行う理由はないと考えていると述べている。
関連記事:
ECBは金利据え置きを継続するべきだ-シュナーベル氏がロイターに
ミュラー氏は、最近の混乱を考えれば「欧州経済はよく持ちこたえている」とも語り、来週公表されるECBの最新経済予測は、6月の前回見通しから大きく変わらないとの見方を示した。
原題:
ECB’s Muller Says It Makes Sense to Hold Rates and Watch Economy(抜粋)






