S&P500種、最高値目前で材料難-「警告サイン」見過ごすリスクも
記事を要約すると以下のとおり。
米株式トレーダーにとって現時点で恐れる材料はほとんどない。 S&P500種株価指数は最高値更新の水準まであと2.3%に迫っているものの、6000という心理的な節目で足踏みしている。S&P500種が4月の安値から20%の急伸を演じた後、再び史上最高値に到達するためには何が必要か、資産運用者らはその要因を模索している。 5月の米経済指標には弱さが目立ち始めている。ナスダック100指数は過去最高値まであと1.9%に迫っている。5月の0.2%を超える見通し。ウェルズ・ファーゴのエコノミストはインフレについて、年後半に再び加速するとみている。 S&P500種は今年に入り、米国を除くMSCIオール・カントリー・ワールド指数を12ポイント近くアンダーパフォームしており、1993年以来最悪の出足となっている。 ローズ・アドバイザーズのポートフォリオマネジャー、パトリック・フルゼッティ氏は「油断が広がり過ぎると、サプライズが起きるリスクが生じる。」 前出のウェルスパイアのパーシュ氏は「多くの人が「全てはうまくいく」と考えており、こうした脅威に目を向けていないのではないかと懸念している。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース S&P500種、最高値目前で材料難-「警告サイン」見過ごすリスクも