欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーであるナーゲル・ドイツ連邦銀行(中銀)総裁は、インフレがまだ持続的に2%に戻ったわけではないことを踏まえると、政策金利を過度に急速に引き下げることには慎重であるべきだとの見解を示した。
ナーゲル総裁は消費者物価の伸びについて29日、「夏の終わりの一時期に」当局の中期目標に近づく可能性はあるとした上で、サービスコストの力強い増加が根強く続いていることから、再び加速する可能性が高いと述べた。
フランクフルトでの講演でナーゲル氏は「われわれは慎重であるべきで、政策金利をあまりに速く引き下げることがあってはならない」と発言。「まだそこに到達していない。目標の2%は視野に入っているが、そこに達してはいない」と話した。
また、政策当局者は次に発表されるユーロ圏の賃金指標など「今後入ってくるデータを引き続き注意深く見る」とし、「2%目標への時宜にかなった回帰という当局の見通しをこうしたデータが補強するかどうかを、じっくりと見極めている」と述べた。
Summer Data Have Been Mixed Bag for ECB
Source: ECB, Eurostat
原題:
ECB Mustn’t Cut Too Quickly as 2% Goal Not Reached, Nagel Says(抜粋)
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