中国は政府が出資する大手証券会社2社を統合し、巨大な新会社を誕生させる。1兆7000億ドル(約244兆円)規模の国内証券業界で再編を進め、海外の金融会社に対抗できる強力な投資銀行の構築を目指している。
国泰君安証券は株式交換を通じて同業の
海通証券と合併すると、両社が5日発表した。合併により資産1兆6000億元(約32兆円)の新会社が誕生し、中信証券を抜いて業界最大手に躍り出る。国泰君安証券と海通証券には上海市国資委が間接的に一部出資している。
合併計画は両社の取締役会と株主、監督当局の承認待ちとなる。
1年前には中国の習近平国家主席が金融会議で、事業を中国で拡大する米大手金融会社に対抗するため、少数でトップクラスの投資銀行を構築するよう当局に要請していた。
中国証券監督管理委員会(証監会)も、2035年までに国際競争力のある投資銀行を2、3行整備することを目標に、業界再編を支持する姿勢を表明してきた。公式データによると、中国の証券会社は23年末時点で約145社、総資産は11兆8000億元。
両社は発表資料で、「今回の合併は一流の投資銀行構築と質の高い業界発展促進に貢献する」と指摘した。
原題:
China Merges Two Brokerages to Create $230 Billion Giant(抜粋)







