オーストラリア準備銀行(中央銀行)は26日公表した半年に一度の金融報告で、深刻な金融ストレスを抱える借り手の割合は依然として小さく、大多数は債務返済能力を維持しているとの認識を示した。
豪中銀は「大半の借り手の財務状況は概して健全で、金融ストレスが広がるリスクは依然として限られている。ネガティブエクイティー状態に陥った住宅ローンの借り手はほとんどおらず、デフォルト(債務不履行)が発生した場合でも銀行への影響は限定的で、銀行が経済への与信を続ける能力を後押ししている」と指摘した。
その上で、金融環境の緩和を受け家計が過剰な債務を抱えるようになれば、国内の脆弱(ぜいじゃく)性が増す恐れがあると警告。
過去の例から見て、金利が低水準を維持するか下落している期間は借り手の債務水準が上昇する時期と重なっており、銀行がリスクの高い借り手に対して融資を拡大している場合もあるとした。
さらに、「海外の例では、特に借入金の乱用によって増幅される資産価格の循環サイクルリスクが浮き彫りになった。この点において、住宅用不動産部門は際立っている」とも説明した。
豪中銀は国内銀行の強靱(きょうじん)さにも言及。返済延滞の増加が見込まれているにもかかわらず、自己資本と流動性バッファーは規制要件を十分に上回っているとの認識を示した。
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原題:
Australian Banks, Households Resilient to High Rates, RBA Says(抜粋)






