フランスの10年物国債の利回りが、記録上初めてギリシャと同等となり、欧州連合(EU)域内2位の経済大国が、かつて欧州債務危機の震源地だった国と肩を並べることになった。
アルマン経済・財務相が28日、2025年度予算案について譲歩する用意があると発言した後、フランス国債は上昇に転じたが、数カ月にわたる低迷を覆すにはほど遠い。
投資家は、不安定な時期はまだ終わっていないとみている。
アルマン氏の対応によって決まる。
バルニエ氏は、議員が予算案を拒否し政府を転覆させるようなことがあれば、フランスは金融市場で「嵐」に直面することになると述べている。
INGグループのシニア金利ストラテジスト、ミヒル・タッカー氏は「長期的に見ると、フランスの経済見通しは暗い。」
債務危機のピークの12年には、ギリシャの10年物国債の利回りは、経済危機に苦しむポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインのいわゆるPIGS諸国のうち3カ国と肩を並べるか、あるいは上回っている。
フランスはそうした改革を行わず、今そのツケを支払っていると話した。
フランス、10年物国債利回りがギリシャと同等に-予算案巡る懸念
記事を要約すると以下のとおり。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース フランス、10年物国債利回りがギリシャと同等に-予算案巡る懸念