英国債は15日、米消費者物価指数(CPI)で
コア指数の伸びが予想を下回り、米国での利下げ観測が高まったことなどから買いが集中した。10年債は一時19ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.70%と、2023年3月以来最大の下げ幅となった。
同日発表された英国の昨年12月のインフレ率が予想に反して3カ月ぶりに
低下し、イングランド銀行(英中央銀行)への利下げ期待が高まったことも影響した。
短期金融市場はイングランド銀がより多くの利下げを実施するとの観測を急速に強め、年内に見込まれる利下げを54bpとした。0.25ポイントの2回の利下げが完全に織り込まれていることになる。14日時点で織り込まれていた利下げ幅は40bp未満だった。
英国債は先週から利回りが急上昇。数十年ぶりの高水準に達し、労働党政権の財政健全化の取り組みに対する懸念が高まっていた。
JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル市場アナリスト、ザラ・ノークス氏は「今朝のインフレ率の発表はリーブス英財務相にいくらか安心感を与えるだろう」とした上で、「まだ問題が完全に解決したわけではなく、今年のインフレの動向は難しいものになる可能性がある」と指摘した。
原題:
UK Bonds Soar Most Since 2023 as Easing Inflation Calms Market(抜粋)





