ドイツ次期首相選で保守派の有力候補、キリスト教民主同盟(CDU)のメルツ党首は23日、国内企業に対して中国への大規模な投資を控えるよう警告した。
メルツ氏はベルリンで開催された外交政策イベントで、「中国への投資は大きなリスクを伴う決断」とし、「もしこのリスクを取るのであれば、万が一、投資をその年から翌年にかけ償却しなければならなくなった場合でも、企業グループ全体を危険にさらさないような方法で行うべきだ」と述べた。
Friedrich Merz
Photographer: Maria Feck/Bloomberg 同氏の発言は、これまでの独政府が取ってきた中国に友好的な政策からの抜本的な転換を示している。
メルツ氏は、自身が首相に就任した場合、中国で損失を出した企業は自力で立ち直らなければならないと強調。「いかなる環境下でも、そのような状況で経済的に支援してもらうために、国家、つまりドイツの連邦政府に頼ってはならない」と投資家に忠告した。
ドイツ経済は輸出に依存。2023年時点で
フォルクスワーゲンと
メルセデス・ベンツグループ、
BMWの自動車販売は、中国が約3分の1を占めていた。
関連記事
EU、中国製EVに最大45%の関税決定-貿易摩擦激化は必至
中国がドイツに取引提案、EUのEV追加関税阻止なら便宜用意
聖域に踏み込むVW、中国勢に押される欧州EV業界の苦境を象徴
原題:
German Frontrunner Merz Warns Companies Against China Investment(抜粋)






