米資産運用大手アライアンス・バーンスタインの橋本雄介ポートフォリオ・マネジャーは、日本銀行の利上げ停止を予想する一方で、日本の長期金利は上昇を続けるとの見方を示した。
橋本氏は30日のインタビューで、財務悪化に直結するため日銀の利上げは1月で打ち止めになると述べた。それでも国内金利、特に10年以下は日銀の買い入れ減額に4月からの5年債増発が加わり、「少しずつ上昇してもおかしくない」と述べた。利回りが上昇した欧州のヘッジ付き外債に「だいぶ魅力が出てきている」として、国内金利の上昇要因になると指摘した。
0.5%への追加利上げを決定した植田日銀総裁(2025年1月24日、本店)
Photographer: Akio Kon/Bloomberg 日銀自体は今後も利上げを継続する構えで、次は政策金利が0.75%と30年近く経験したことがない水準に上がる。日銀企画局は昨年末に公表したリポートで、金利上げ局面では付利金利上昇による支払利息の増加で収益が下押しされ、一時的に赤字が発生する可能性はあるものの、いずれ収益は回復すると指摘した。
経済・物価見通し実現なら、利上げで緩和度合い調整-氷見野日銀副総裁
橋本氏は、日銀自身が自らの財務状況について「恐らく、すごく気にしている」と語る。「中央銀行が赤字になっても理屈上は問題ないが、説明責任が問われてメディアも注目するだろう」と語った。米国が全く利下げせずに1ドル=170円といった円安が進み、利上げやむなしという世間の空気が醸成されない限り、「ここからの利上げのハードルはかなり高い」と述べた。
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