野村ホールディングス(HD)の株価は6日、買い気配で始まった後、一時前日比8%高の1080円まで上昇し、2008年10月以来の高値を付けた。前日に発表した2024年10-12月期(第3四半期)の連結純利益は市場予想(724億円)を大きく上回る前年同期比2倍の1014億円となり、業績内容が好感された。
シティグループ証券の丹羽孝一アナリストはリポートで、決算内容について「ポジティブ」とした上で、「特にホールセールではすべてのビジネスラインが増収し、好印象」と指摘。「業績の持続性を確認する必要性があるが、株価のサポート材料であろう」と分析した。
モルガン・スタンレーMUFG証券の長坂美亜アナリストらはリポートで、想定以上のホールセール事業の好調さや経費率低下、海外収益性の改善をポジティブサプライズに挙げ、「短期株価はポジティブな反応を想定する」との見方を示した。
野村HDの同期の主要3部門の税前利益は同81%増の1275億円と四半期ベースでは17年半ぶりの高水準となった。欧米やアジアでの債券・株式の関連取引が好調だったほか、東京地下鉄(
東京メトロ)など複数の大型IPO(新規株式公開)案件の主幹事を務めるなど投資銀行業務も拡大し、ホールセール部門がけん引した。
東京港区高輪に保有する研修センターの売却も発表。売却時期は3月中旬から4月中旬ごろとしており、第4四半期にも約560億円の税前利益を計上する可能性がある。
また、創立100周年を今年迎えることを記念した1株当たり10円の記念配当を実施することも発表。期末配当は未定だが、第2四半期末の配当金は同23円で年間配当金は少なくとも同33円(前期は23円)となる。
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(株価グラフを添付します)
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