アボカドやテキーラも値上がりへ－トランプ関税で米消費者にしわ寄せ

トランプ米大統領はカナダとメキシコからの輸入品に25％、中国からの輸入品に10％の追加関税をそれぞれ賦課すると表明した。
そうした影響がすぐに現れることはないものの、中長期的には購買力が圧迫されるだろうと、ＩＮＧのチーフ国際エコノミスト、ジェームズ・ナイトリー氏がリポートで指摘した。
USImportsManyKeyGoodsFromTariff-HitNationsFourinfivebeerstheUSimportscomefromMexicoSource:USDepartmentofAgricultureNote:"Preparations"includefrozen,processedanddriedproduce,amongothercategories.青果物　　米国民が消費する生鮮食品のかなりの部分が国外から輸入されている。
テキーラ　　メキシコから米国に輸入されるビールの5分の4、主にテキーラやメスカルといったハードリカーの半分がメキシコ産だ。
関連記事：カナダ最大州、米国産酒類を小売店から撤去へ－トランプ関税に対抗自動車部品の約半分はカナダとメキシコからで、米国が輸入する自動車　　米国が自らに関税を課すのと同じことだ。
特に長年にわたり米国製造業の象徴とされてきた米自動車メーカーはかなりの痛手を受けるだろうとの見方を示した。
主な輸入品（金額ベース）は自動車、トラック、バス、電子機器など。
ガソリンや家庭用暖房油への価格上昇圧力を最小限に抑えるのが目的だという。