インドネシア・ルピア、アジア通貨危機以来の最安値－中銀が介入実施

25日の外為市場でインドネシア・ルピアが下落し、アジア通貨危機以来の最安値を付けた。
年初来では3％余り下落しており、新興国通貨市場のスポット取引や国内のノンデリバラブル・フォワード（ＮＤＦ）取引、債券市場に介入していると明らかにした。
　また、ルピアが売られている主な理由として、トランプ米大統領による関税賦課や米金融当局のタカ派化の可能性など世界的な不確実性にあると指摘した。
　プラボウォ氏はルピアについて、「財政を巡る懸念が重しになる可能性が高いほか、外国人投資家による配当金の自国への送金も影響すると指摘。」
　インドネシア株式も売られており、20億ドル余りが流出。