ベネズエラ産原油に「二次的関税」、トランプ氏の新たな貿易手段に
記事を要約すると以下のとおり。
トランプ米大統領はベネズエラ産原油・ガス購入国への25%の関税発動を発表することで、「二次的関税」という新たな経済的手段を打ち出した。 トランプ氏は今回の措置で、関税と「二次的制裁」(制裁対象と取引する第三国や個人への金融制裁)を組み合わせた新たな手段を打ち出したように見える。一方、闇市場での取引の中心は中国だと、前出のモナルディ氏はみている。 トランプ氏が署名した大統領令に二次的関税の対象国が明確に記載されているわけではないが、中国に関税が課された場合には、それが中国本土にとどまらず、香港とマカオにも適用されることが明記されている。 トランプ氏はかねて金融制裁の発動に否定的な姿勢を示しており、今回の措置はトランプ氏にとっては理にかなったものだ、と専門家は指摘している。交渉におけるレバレッジ(交渉材料)、2期目で目指す減税延長のための原資確保、米国に優位な形で貿易不均衡を是正する手段の3つだ。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ベネズエラ産原油に「二次的関税」、トランプ氏の新たな貿易手段に