世界のPE投資会社、中東の復活に賭ける-ブルックフィールドが先陣
記事を要約すると以下のとおり。
銀行とヘッジファンドに続いて、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社が中東にやってきた。同種ファンドで最大規模となる。数年前には、カーライル・グループが中東の一部の国での通貨切り下げによって困難に直面した。過去1年は世界中で高金利がレバレッジドバイアウトを妨げてきた。 ブルックフィールドの中東支社を率いるジャド・エラウン氏はインタビューで「中東は、新興市場のリターンと先進国市場のリスクを併せ持つ。」ジャド・エラウン氏Photographer:NatalieNaccache/Bloomberg ブルックフィールドや他のPE投資会社の活動は、2018年のアブラージ破綻以来低迷していた地域産業の復活を後押しし始めている。 PE投資の活発化は、昨年のM&Aを増加させる可能性がある。19年には、原油以外への経済多角化を目指す政府による投資は、プライベートエクイティー取引の新たな源泉を提供している。 域内企業が成熟し始め、外国の買い手にとって魅力が増している。50億ドルを投じて拡張する予定だという。原油価格の下落により政府の支出が大幅に引き締められ、国内外の取引に資金を投入してきた政府系ファンドによる投資が抑制される可能性が高まっている。ICDブルックフィールド・プレイスのサマーガーデンPlace.Photographer:NatalieNaccache/Bloomberg 銀行関係者によると、ブルックフィールドは、人間関係が全ての取引の基盤となるこの地域において、着実に広い人脈を築き上げてきた。仲間が現れると確信していると語った。ウォーバーグ・ピンカスはディールメーカーをドバイにオフィスを開設する予定。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 世界のPE投資会社、中東の復活に賭ける-ブルックフィールドが先陣