16日朝の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=142円台に上昇。週内に行われる日米通商協議に対する警戒感が強く、ドル売り・円買いが優勢になっている。日中もドルは上値が重く、円が強含む展開が予想されている。
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SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は、関税を巡る米国と欧州の交渉がうまくいっておらず、ドルもユーロも買えない状態で、逃げ口が円に向かっていると指摘。日米通商協議を前にした警戒感もあり、クロス円も円高に振れる可能性があると話す。
円相場は午前7時29分現在、対ドルで143円08銭(15日午後5時時点は143円31銭)15日の海外市場で一時142円60銭まで上昇、日本時間16日朝も142円92銭まで買い先行
三菱UFJ信託銀行ニューヨーク支店資金証券室のファーストバイスプレジデント、小野寺孝文氏は、米国の株、債券、ドルの全面売りは一服したが、関税を巡り欧州や中国との駆け引きが続いており、完全に市場が落ち着くところまでいっていないと語る。為替が議題になる「日米通商協議への警戒感も強く、ドルが買い戻される地合いにはない」と指摘。東京市場でもドル・円は上値の重い展開になると予想した。
15日の米10年国債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.33%。ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.4%上昇した。
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