ステーブルコイン発行企業、米
サークル・インターネット・グループは4日、当初の予定を上回る11億ドル(約1570億円)規模で新規株式公開(IPO)を実施した。ステーブルコイン発行企業が市場に一段と受け入れられていることが示唆された。
発表資料によると、今回の米国でのIPOでは3400万株が1株当たり31ドルで公募・売り出された。このうち、共同創業者のジェレミー・アレール最高経営責任者(CEO)ら既存株主の売り出し分は1920万株。発表はブルームバーグの先の報道を裏付けるものだった。
IPO価格と、提出文書の発行済み株式数に基づいて算出したサークルの評価額は69億ドルとなった。ストックオプションや譲渡制限付き株式、ワラント(新株引受権)を含む希薄化ベースでは約81億ドルになる。
ステーブルコインは法定通貨などを裏付けに発行されるデジタル資産。現在、米議会ではステーブルコイン規制に関する法案が審議されており、成立に向かっている。成立すれば市場の信認が高まる可能性がある。
サークルの先の届け出によると、同社は当初、発行・売り出し株数を2400万株、仮条件で1株当たり24-26ドルとしていたが、2日にそれぞれ3200万株と27-28ドルに引き上げていた。
今回のIPOでは、キャシー・ウッド氏のアーク・インベストメント・マネジメントが最大1億5000万ドル相当の株式取得に関心を表明。ブラックロックも発行・売り出し株の約10%を取得する計画だと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにしていた。
IPOの主幹事はJPモルガン・チェースとシティグループ、ゴールドマン・サックス・グループが務めた。サークルは5日にニューヨーク証券取引所に「CRCL」のティッカーで上場する予定。
原題:
Stablecoin Firm Circle’s IPO Raises $1.1 Billion in Upsized Deal(抜粋)






