アーク・インベストメント・マネジメントの創設者、キャシー・ウッド氏は、トランプ米大統領による規制緩和と減税への期待が高まる中、米国企業はリスクに対する意欲を取り戻しつつあるとの見方を示した。英国・オックスフォードで開かれたファウンダーズ・フォーラム・グローバルで、ブルームバーグのポッドキャスト番組に対し語った。
ウッド氏は、米国の大手企業は、よりビジネスに好都合な政策見通しを受け、設備投資を加速していると指摘した。変化の兆しの一つとして、メタ・プラットフォームズのAIスタートアップ、スケールAIへの投資を挙げた。
アーク・インベストメント・マネジメントの創設者、キャシー・ウッド氏
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg ウッド氏は、ここ数年、時価総額が非常に大きいテクノロジー株が優勢だったのは、バイデン前政権の規制を巡る不確実性の中で、投資家が現金を蓄える企業を好んだ「安全志向」の表れだったが、そのマインドセットは薄れつつあると語った。
ウッド氏は「こうした企業の投資家層は、安全を求めていた。もはや安全とは感じられず、再調整が起こっていると思う」と述べた。
いわゆる「破壊的技術」に焦点を当てたアークの63億ドル規模のイノベーション上場投資信託(ETF)は今年12%近く上昇し、S&P500株価指数の伸び率を上回っている。それでも、このETFは、より長期間で見た際、市場全体よりもパフォーマンスが劣っている。
ウッド氏は、同ETFの最大保有銘柄テスラに対する強気な見方を繰り返し、同社の自動運転開発計画を「地球上で最大のAIプロジェクト」と表現した。アークは今年初めにテスラ株を一部売却したが、その後再び増加させている。
株式の割高感が、一部で米国株からの資金流出につながっているものの、ウッド氏は企業のリスクテイクの回復に伴い、ドルが長期的な上昇トレンドを再開する可能性があるとの考えを示した。
原題:
Cathie Wood Says Trump Era Is Reviving Corporate Risk Appetite(抜粋)







