日鉄のＵＳスチール買収、成立信じ続けたサード・ポイントなどに利益

日本製鉄による米鉄鋼大手 ＵＳスチール買収が1年半の紆余曲折を経て正式に 成立したことで、最後まで買収完了を信じて疑わなかった サード・ポイントや ペントウォーター・キャピタル・マネジメントなどの米ヘッジファンドは大きな利益を手にしている。
他の大口投資家も恩恵を受ける見通しだ。
保有状況の詳細には言及せず、「われわれは産業的な論理が最終的には勝ると信じていたと語った。」
ＵＳスチール株は一時、買収価格の1株当たり55ドルを大きく下回る27ドル近辺まで下落した。
同社は全ファンドおよび投資ビークルを通じて約190万株のＵＳスチール株を保有している。
　ペントウォーターの創業者、マシュー・ハルボワー氏は「バイデン前大統領がやったことは間違いで、トランプ大統領がやったことはペンシルベニア州の人々にとって望ましいものだ」と評価。
　「この買収は完了まで2年近くかかったが、それでも持ち続けたアービトラージ投資家にとっては素晴らしい案件だったと同氏。」