イラン爆撃の代償、核計画の実態一層見えなくなる恐れ-専門家指摘
記事を要約すると以下のとおり。
トランプ米大統領がイランの主要核施設3カ所を攻撃するよう軍に命じたことで、核に関するイランの能力のうち、既に知られている分については大きく損なわれた可能性がある。 国際原子力機関(IAEA)の監視団は攻撃による被害の程度を見極めようとしている。 軍事行動によってイランが明らかにしている施設は破壊できるかもしれないが、逆にこうした行動を受けてイランがIAEAへの協力を拡大する可能性は乏しいと指摘。 IAEAの査察団はこの1週間余り、イランが保有する核兵器級に近い高濃縮ウランの貯蔵場所を確認できていない。 グロッシ事務局長は18日、イスラエルによるイラン攻撃で活動が妨げられ、高濃縮ウラン備蓄の所在確認できず-核弾頭10発分 IAEA査察官としてイラクとリビアで活動したロバート・ケリー氏は、攻撃によってイランにおける核の監視手段にも深刻な被害が及んだと分析。IAEAはもはや、環境サンプリングという手法を使うことができなくなったと述べた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース イラン爆撃の代償、核計画の実態一層見えなくなる恐れ-専門家指摘