規制緩和や活発なディールメーキング活動、金利の高止まりなど、米銀行株にとって上昇継続への要因がそろっているようだ。
広範な株式相場急騰の中で出遅れ感のあった銀行株が、ようやく追い上げを見せ始めている。四半期決算やストレステストの結果発表、銀行の資本規制緩和を控え、
JPモルガン・チェースや
ゴールドマン・サックス・グループが同業他社の先導役となっている。米銀最大手のJPモルガンは25日に終値で最高値を更新した後、26日にさらに上昇。ゴールドマンもこの日、日中ベースの最高値を記録した。
ウェルズ・ファーゴのアナリスト、マイク・メイヨー氏は「銀行株には3拍子の好材料がそろっている」と指摘。規制面で30年ぶりの大転換が訪れていることや、営業レバレッジの改善、収入の伸びに言及した。その上で「リセッション(景気後退)が起こらない限り、銀行株の勝負はこれからだ。突き進め!」と述べた。
メイヨー氏は銀行株のさらなる上昇を予想している。トランプ米大統領が関税計画で株式市場を動揺させた4月にはその見通しに一時陰りが生じたが、そうした懸念は和らぎつつあり、米国の株価指標は最高値に再び近づいている。
銀行セクターにとって、昨年の33%上昇は待望の反発だった。その前は2年連続で下落していた。とはいえ、KBW銀行株指数は依然として2022年の史上最高値を約7%下回っている。一方で、テクノロジー銘柄をけん引役にS&P500種株価指数は同期間に30%超値上がり。
市場全体が下落に転じても、銀行株はなお優位に立てると強気派はみている。中東の地政学リスクを例に挙げると、こうした緊張の高まりは市場の不安を再燃させる恐れがあるが、前回に市場のボラティリティーが断続的に高まった際には、すでに記録的な収益を上げていた銀行にトレーディング増加という追い風をもたらした。
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原題:
Mayo Says ‘Game On’ for Banks as JPMorgan, Goldman Hit Records(抜粋)




