【米国市況】Ｓ＆Ｐ500種の記録更新ストップ、国債利回り軒並み上昇

11日の米株式相場は反落。
会社分割の準備を進めているとの報道が材料となった。
ＮＢＣニュースとのインタビューでは、新たな関税率を提示していない大多数の貿易相手国・地域に対し、15％ないし20％の関税を一律に課す予定であり、数字をこれから詰めると述べた。
調整の時期を迎えつつあると述べた。
「Ｓ＆Ｐ500種でウエートの大きい銘柄の多くは、関税リスクに対してかなり耐性がある。」
バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）のストラテジストらが述べた。
Ｓ＆Ｐ500種採用企業の増益率は前年比2.8％と、2023年以来の低い伸びが予想されている。
「第2四半期のほとんどが関税と貿易問題にさいなまれた。」
　「ボラティリティーの高さや、関税による未知の状況があることは認識しているが、決算は全般として今の予想より良好になるだろう。」
　食品卸売り大手パフォーマンス・フード・グループは、同業ＵＳフーズ・ホールディングから買収の打診を受けたと、事情に詳しい複数の関係者の話として報じた。
米国債市場ではインフレ懸念が再燃する中、利回りが軒並み上昇。
いずれも月初から20ｂｐ近く水準を切り上げた。
「金利は年末までに下がるはずだと当社ではなお考えている。」
　それでもボラティリティーは低下し、米国債利回りの予想変動を示すＩＣＥ・ＢＯＦＡ・ＭＯＶＥ指数は、2022年1月以来の水準に低下した。
　米財務省はこの日、四半期ごとのプライマリーディーラー調査で、国債買い戻しプログラムの改善について意見を募った。
大多数の貿易相手国・地域に対し、15％ないし20％の関税を嫌気して圧迫されたが、予想外の雇用者大幅増で下げ渋った。
為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1199.492.750.23%ドル／円¥147.42¥1.1692-$0.08%  米東部時間16時55分　　週間ベースでのドル・円は2％余り上昇し、今年最良のパフォーマンス。
「選挙結果はドル・円相場をほんの少し動かしそうだが、いずれの方向でも1％を超えるような値動きは誰も予想していない」と述べた。
　主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、週間ベースで0.7％上昇した。
「経済の不確実性に変わりはなく、いずれ起きる米利下げも重しとなり、ドルの大幅上昇は難しいだろう」と述べた。
　トランプ米大統領は、ロシアを巡り「重要な声明」を14日に発表する考えを示した。
　コメルツ銀行は「米国は早ければ来週初めにもロシアに対する新たな制裁を決定する可能性がある」とリポートで指摘。
イスラエルとイランの間で戦争が勃発する中で、ペルシャ湾の産油国が石油輸出を急いだ。
価格が堅調を維持する中、これは6月の供給過剰よりも市場にとって重要なシグナルだと述べた。
　金相場は続伸。