【米国市況】株続伸、利下げ観測で債券高－エヌビディア株引け後下落

27日の米国株式市場は続伸。
株式終値前営業日比変化率Ｓ＆Ｐ500種のウエートが8.1％で、株価の変動が市場全体を左右するほどの影響力を持つ。
市場予想の平均とおおむね一致しているものの、一部アナリストが見込んでいた600億ドル超には届かなかった。
関連記事：エヌビディア、低調な売上高見通し発表－ＡＩ投資鈍化懸念強まる(1)　　フリーダム・キャピタル・マーケッツのジェイ・ウッズ氏は決算発表前、「エヌビディアに関して「世界で最も重要な銘柄」との表現は控えめ過ぎると指摘。
　エヌビディアの時価総額はＡＩブームへの期待から、4月初旬以降に約2兆ドル拡大。
　また9月の米利下げがほぼ確実視されていることから、米国株がここから上値を伸ばすには、エヌビディア決算が次に乗り越えるべきハードルになると指摘した。
2－5年債利回りは5月初旬以来の水準をつけた。
ただ、自身がどういった行動方針を支持するかは明言しなかった。
対照的に、前日実施された2年債入札は最高落札利回りがＷＩ水準を1ベーシスポイント（ｂｐ、1ｂｐ＝0.01％）余り下回った。
　ただ、入札需要を測る他の指標は堅調だった。
　半面、30年債はアンダーパフォームした。
関連記事：ベッセント財務長官、ＦＲＢにクック理事の疑惑巡る内部調査要求為替　　ニューヨーク外国為替市場ではドル指数が下落。
エヌビディア決算を控え、株式市場が値上がりしていることが背景にある。
欧州時間には一時148円18銭まで売られたが、その後は下げ渋る展開。
投資家は政局不安が高まっているフランス情勢を引き続き注視している。
 出所：ブルームバーグ原油　　ニューヨーク原油先物相場は反発。
　米政府の週間統計によると、ＷＴＩ原油先物の受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫も減少し、関税が長期的な消費見通しへの重しとなる中でも依然として需要が底堅いことを示唆した。
ただし、世界的な貿易環境の悪化は米原油先物が年初来で12％下落する一因となっている。
しかしインドの製油業者は大半の購入を維持する方針だ。
ロンドンＩＣＥの北海ブレント10月限は、前日比15.60ドルで終えた。
スポット価格はニューヨーク時間午後3時54分現在、1.41ドル（0.1％未満）上げて3394.98ドル。