タイの憲法裁判所は29日、ペートンタン首相(39)が倫理規定に違反したとして、解職を命じた。タイではこの2年で3人目の首相を探す事態となり、政治危機がさらに深刻化している。
タイのペートンタン首相
Photographer: Dario Pignatelli/Bloomberg 憲法裁判所は、ペートンタン氏が6月、国境紛争を巡りカンボジアのフン・セン前首相と行った電話会談で、憲法で定められた倫理基準条項に違反したと判断した。この通話内容は後日流出した。裁判官らはペートンタン氏の発言が首相職と国家の誇りを損ない、同氏の政治的利益を優先するものだったと述べた。判決は最終決定で、不服申し立てはできない。
タイの主要株価指数は一時1.1%下落し、バーツは対ドルで0.2%下落した。
ペートンタン氏は、タクシン元首相の娘で有力なシナワット一族の出身。タイ首相が任期を全うする前に権力の座を追われるのは、同氏で3人目となる。
原題:
Thai Court Removes Premier Paetongtarn for Ethics Violation (1) (抜粋)






