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フランス政治また混迷、マクロン氏が首相探し-同じことの繰り返しも

記事を要約すると以下のとおり。

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フランスのマクロン大統領は、数日以内に新たな首相を任命する見通しだ。国民議会(下院)で不信任決議を受けたバイル首相は9日に、正式にマクロン大統領に辞表を提出する。
  新たに指名される首相は内閣を組閣し、分裂状態にある国民議会で予算案の可決を目指さなければならない。この作業は、過去2人の首相を辞任に追い込んできた。
  マクロン大統領にとって、首相職を引き受ける人物を見つけること自体は難しくないが、議会内の各会派との接点を見いだせる人選となると、容易ではない。
 

  ジョージ・ワシントン大学でフランス研究を専門とするキャスリン・クレッピンガー教授は、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで「一体どの政党から人を登用できるというのか。同じことの繰り返しになるのではと懸念している」と述べた。
  次期首相は、過去2年足らずで5人目となる。フランスの政治が修復困難な分裂状態にあることを反映している。
  フランスメディアで後任候補として取り沙汰されている人物の多くは、バイル政権の閣僚であり、首相交代後も中道派以外の政党への支持拡大には限界があると見られている。
  候補には、前回の内閣改造時にも有力視されたルコルニュ国防相や、ヴォートラン労働・保健・連帯・家族相が含まれる。2025年予算案の可決に向けて社会党との橋渡し役を担ったロンバール経済・財務相も有力視されている。

  マクロン大統領の側近以外では、社会党党首のオリビエ・フォール氏が首相就任に意欲を示している。オランド社会党政権下で首相を務めたベルナール・カズヌーブ氏や、現在の会計検査院トップのピエール・モスコヴィシ氏の名も上がっている。
  いずれの政治家も打開策とならない場合、マクロン大統領は、純粋に官僚的と見なされる人物を首相に据える可能性もあるが、これは政治が機能不全に陥ったことを事実上認める形となる。
不信任投票前に国民議会で演説するバイル首相(9月8日)
Photographer: Nathan Laine/Bloomberg  不信任決議の可決を受け、社会党は即座に政権運営への意欲を示した。フォール党首はTF1テレビの番組で「左派が再びこの国を率いる時が来た。過去8年間に実施されてきた政策とは決別すべきだ」とマクロン政権の路線を批判した。
  一方、フランス2テレビでは、退任予定の内務相であり、中道右派・共和党を率いるブリュノ・ルタイヨー氏が、社会党首相による政権には参加しないと明言。同じ番組で、極左の不屈のフランスを率いるジャンリュック・メランション氏も、フォール氏が率いる政権を支持しない考えを示した。
  今回の混乱は、マクロン大統領が極右勢力の台頭を受けて中道勢力の結集を狙い、1年前に仕掛けた解散総選挙が裏目に出たことに端を発している。
  この間にフランスの代表的な株価指数であるCAC40指数は3.3%下落。一方、欧州全体のストックス欧州600指数は5.4%上昇している。
  9日のフランス国債市場は大きな動きなく始まり、2035年11月償還の10年債利回りは3.48%で推移した。ただ、同銘柄へのベンチマーク切り替えという技術的要因により10年利回りはイタリア債を上回った。
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8日に国民議会で行われた不信任決議案の投票結果
Photographer: Nathan Laine/Bloomberg  エドモン・ド・ロスチャイルド・アセット・マネジメントでマルチアセットおよびオーバーレイ戦略を統括するミカエル・ニザール氏は、電子メールでのコメントで「今回の政治危機がどのような形で決着しても、財政改革が大きく進む可能性は低いままだ。金融市場も半ば諦めており、赤字がこれ以上悪化しないという程度のシナリオであれば、受け入れる雰囲気すらある」と分析した。
  バイル氏は26年の財政赤字を今年の見積もりの5.4%から4.6%に縮小させることを目指し、総額440億ユーロ(約7兆6000億円)規模の歳出削減・増税を提案していた。
 

 
  極右政党・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン氏と左派の不屈のフランスはともに、議会の再選挙を求めている。しかし、マクロン大統領は新たな首相を指名する方針を示しており、再選挙の可能性は排除されたと受け止められている。また、一部からはマクロン大統領の辞任を求める声も上がっているが、大統領は27年の任期満了まで職にとどまる意向を一貫して示している。
  国民連合のジョルダン・バルデラ党首氏は9日にRTLラジオの番組で「われわれにとっては、解散総選挙しかない」と述べたうえで、「マクロン大統領が指名するどんな首相も、失脚することになる」とけん制した。
  一方、国民議会の与党「ルネサンス」グループの代表を務めるガブリエル・アタル元首相はTF1テレビで「今本当に必要なのは、12月31日までに予算を成立させることだ」と強調し、「解散総選挙は最悪の選択肢だ」と述べた。
マリーヌ・ルペン氏
Photographer: Nathan Laine/Bloomberg 

  18日に予定されている労働組合によるストライキは、それまでに新政権を発足させるようにというマクロン大統領への圧力になっている。12日には、フィッチ・レーティングスがフランスの信用格付けに関する評価を更新する予定だ。
原題:
Macron Looks for a New Prime Minister After Bayrou’s Ouster (1)(抜粋)

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[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース フランス政治また混迷、マクロン氏が首相探し-同じことの繰り返しも

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