オルタナティブ投資会社、
ブルー・アウル・キャピタルが、主力ファンドの一つであるダイアル・キャピタル・パートナーズIVのセカンダリー取引の完了に近づいている。事情に詳しい関係者によると、この取引でブルー・アウルは借り入れと出資金合わせて27億ドル(約4000億円)を調達するという。
関係者によると、同社は
ダイアル・キャピタル・パートナーズIV の保有資産を活用した取引を組み立てた。具体的には、同ファンドが保有するプライベート資産運用会社の少数持ち分の一部を新たなビークル(運用目的会社)に移管し、同ビークルへの10億ドルの出資を確保。また、ファンドの保有資産を裏付けとする3本の証券を組成・売却して17億ドルを調達する。
同取引は11日にも完了する見通しだという。情報が非公開であることを理由に、関係者は匿名を条件に語った。ブルー・アウルはコメントを控えている。
取引は同社の投資家層拡大にもつながった。出資部分には従来型のセカンダリーバイヤーが参加し、債務部分は保険会社などが購入したという。
調達資金は、ダイアル・キャピタル・パートナーズIVの既存投資家に対する資本還元および運用成績の指標改善に寄与すると関係者は述べた。
プライベート市場の投資家は成績の指標として、拠出資本に対してどれだけを分配金として回収できたかを示す実現倍率(DPI)に注目している。
関係者によれば、今回の取引によりダイアル・キャピタル・パートナーズIVのDPIは1.25倍に達する見通し。同ファンドは2019年に90億ドルで募集を締め切っており、昨年末時点ではこの比率が0.86倍だったと、ある資料には記されている。
ブルー・アウルのような企業は、プライベート投資会社の少数持ち分を取得し、その運用報酬や利益の一部を受け取る。
ブルー・アウルの第4ファンドは、
ブリッジポイント・グループ、H.I.G.キャピタル、
クリアレイク・キャピタル・グループ、ゴルブ・キャピタルへの少数持分を保有している。
原題:
Blue Owl Nearing Close of $2.7 Billion Secondary Stake Sale(抜粋)







