【FOMC】労働市場のさらなる軟化回避へ予防的措置-市場関係者の見方
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は16、17両日に開催した定例会合で、主要政策金利のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジを0.25ポイント引き下げ、4-4.25%とすることを決定した。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は記者会見で、関税に関連したインフレが一時的な現象にとどまらないリスクを強調した全体として今回の対応は市場にとって「ゴルディロックス」的な動きとみなされるかもしれない。方針転換ではなく慎重な一歩だ投資家にとって今回の動きは大方の予想通りだった。そのため株式や債券市場の反応がやや限定的となったのも不思議ではない記者会見でパウエル議長の言葉のトーンや発言内容からは、今回の決定は労働市場のさらなる軟化を回避する予防的措置であり、成長を大きく押し上げる狙いではないことがうかがえる。利回り曲線については人為的に操作されない限り、スティープ化が続くと予想FOMC内の見解が分かれている点については「際立っている」◎eToro(イートロ)のブレット・ケンウェル氏:FOMCは市場がまさに見込んでいた政策を発表した。季節的に相場が弱含みやすい9月だけに注目される市場が一服する可能性が高い。インフレの大幅な上振れや労働市場の重視が明確だ◎Bライリー・ウェルスのアート・ホーガン氏:今回の動きはコンセンサスの範囲内であり、弱い内容だった7月雇用統計以来すでに広く予想されていた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【FOMC】労働市場のさらなる軟化回避へ予防的措置-市場関係者の見方