米国債市場、不透明感に対応-中期債が「スイートスポット」も
記事を要約すると以下のとおり。
ブラックロックなど米運用会社の債券ファンドマネジャーは、経済動向の予想外の変化で金融政策の道筋が再び狂っても有効とみられる取引戦略に賭けている。 これを受け、不確実性を乗り切る上で有効と実証されてきた戦略、すなわち中期債の保有で米国債の金利収入が得られる一方、経済見通しの急変による価格変動の影響は相対的に受けにくい。ただ、「データの変化から連邦準備制度が再び利下げに動いた背景には、トランプ大統領による貿易戦争の影響に企業が備える中、ここ数カ月に雇用の伸びが著しく鈍化したことがある。」 パウエル議長は会見で今回の0.25ポイント利下げを予想していた期待が市場の一部で後退し、米国債利回りは週末にかけて全般的に上昇した。 ブラックロックのグローバル債券部門副最高投資責任者(CIO)、ラッセル・ブラウンバック氏は、今の市場環境では、利回り曲線のベリー部分に当たる償還5年前後に注目するのが有利だと指摘した。「ベリーはスイートスポットだ」と同氏は述べた。
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