【米国市況】株が反落、FRB議長は追加利下げ言明せず-ドルは147円台
記事を要約すると以下のとおり。
23日の米株式相場は反落。追加利下げを検討する政策当局にとってこの先、困難な道が待っている可能性を見据えて地ならしを進めていると指摘。議長はホワイトハウスを刺激したくはないが、全面的に譲歩する気もないと述べ、「物価圧力が高まった場合に備えて選択肢を維持しており、タカ派的に聞こえないようにしつつも、積極的な利下げ要求を巧みにかわそうとしていると語った。」ホワイトハウスは数カ月にわたり、金融当局に利下げを強く要求してきた。「年内あと2回の会合でそれぞれ利下げを実施することに、パウエル議長も前向きであると考える理由はある」と述べた。一方、アトランタ連銀のボスティック総裁は追加利下げに対して慎重であるべきだとの考えを示した。市場の熱狂がハト派的な政策に対する再考を促しているとの見解にもくみしなかったと述べた。 アメリプライズのアンソニー・サグリンビーン氏は、10年債利回りが5月以降、上下を繰り返しながらも低下傾向にあり、その間にS&P500種株価指数は力強い上昇を見せていると指摘した。 追加利下げ観測や予想を上回る利益の伸び、人工知能(AI)の進展を追い風にした大手ハイテク株への熱狂で主な株価指数は最高値圏にある。この時期に実際のリターンが予想をこれほど上回ったのは2024年と1999年だけだ。 ジョンソン氏が年末の目標を設定する予定だとしている。パウエル議長が労働市場とインフレの見通しにはリスクがあり、「厳しい状況だと述べたため、買いが入った。」24日に7年債の入札が予定されている。外為 外国為替市場では、ドル指数が小動き。昼ごろに1ドル=147円93銭まで小幅に下げた後、午後には一時147円93銭まで上げた。 NATOはエストニアの要請で開催した会合の後で声明を発表。 BOKファイナンシャル・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏は「現時点で被害状況は不明だが、ウクライナが現在ロシアの石油ネットワークを標的にしているのは明らかだ」と述べた。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.6%上昇し、67.63ドルで引けた。 事情に詳しい関係者 スポット価格はニューヨーク時間午後3時52分現在、19.11ドル(0.5%)高の1オンス=3765.81ドル。 原題:TechSharesDropasPowellGivesNoHintonRates:MarketsWrap(抜粋)TreasuriesEdgeHigherasPowellCitesRiskforInflation,LaborDollarSteadyasPowellStaystheCourse;KiwiLags:InsideG-10OilAdvancesasGeopoliticalTensionsBetweenNATO,RussiaRiseGoldHitsFreshRecordasTradersWeighChinaReserves,FedCuts 。
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